【ウォーブレ】2017/9/7に行われるカード調整雑感
こんにちは、lamdaです。9/5に9/7にカード調整が行われるという旨が発表されました。
このカード調整について簡単な感想を書いてみたいと思います。
*個人の感想です。
ナーフ
《千年猿 タンゲ》
かなりヘイトを集めていたカードですね。第一弾環境からラピスOTKデッキの核として活躍していました。
獣縛りになってしまったので《心喰い》や低コスト機械、《追憶の聖戦士 シルヴィア》で大きなバーストダメージを出すことが出来なくなりました。
また、スタッツも3/3になってしまっているのでタンゲ2枚で最大10点ダメージしか出せなくなってしまいました。
そのため、これからはラピスのバーストダメージを担うのは《飛脚兎 イナバ》+複数回攻撃ユニット又は《屍刀 クロホムラ》になりそうです。
《ウェルカム伯爵》
こちらも第一弾から存在しているコンボデッキの核になっていたカードです。
今回の調整で1体は確実に出るものの、2体目以降からやや運要素が入ってくることになりました。
正直、今のままでも運要素が高く、(相手の手札がスペルだけだと空振りしてしまう)決まっても確実に勝てるわけではないという欠点も持っていましたのでナーフする必要はあったのかな?と思ってしまう部分があります。
フルモン構成に近い、ラピス、タオシン、テンポマグナにとっては朗報かもしれません。
《悪戯幼女 バレッタ・ピーチ》
《メモリ》の追加によって化けたカードの1つですね。
マグナの後攻有利に大きく貢献していたカードでした。
今回の調整で、3ターン目メモリバレッタが出来なくなり、メスバレッタも7メモリ必要になりました。
これによって後攻ガン有利だったマグナがやや沈静化すると思います。3ターン目メモリバレッタは殆どの国が返すことが出来ないムーブで、特に豚訂正メモリバレッタシルヴィアはこれだけで勝ってしまう程の強いムーブでした。
また、《エクストリーム・インボイス》と絡めて2体のアタック2ユニットを破壊することも難しくなったのでテンポを取りにくくなりましたね。
《無情の参謀 ヴォルカ》
アグロシェド、ミッドレンジシェドのフィニッシャー、コンシェドでは疑似除去として活躍していたカードでしたが、3/2クイックとかなり大きく弱体化されてしまいました。
《千年猿 タンゲ》と同じく、手札からいきなり高打点を出すカードをナーフしたかったためこのような調整になったのでしょう。確かにヴォルカポテミポテミは16点やヴォルカポテミ、ヴォルカヴォルカ8点はやられてしまうとかなりストレスを感じてしまう部分がありました。
しかし、流石に3/2クイックは強力なガーディアンである《堅殻戦機 カニテツ》や《堅厳龍 ダンダマイト》を処理できなくなってしまっただけでなく、《ラッキー》とも相打ちを取られるようになってしまったので、構築に入ってくるのはかなり厳しいと思います。
《日傘のリリア》
非常に強い3コストユニットでしたが体力バフが無くなったため、3コストでやや強めのカードというレベルに落ち着きました。
現状ではシェドの3コストはリリアをまず入れてからという風潮がありましたので、他の3コストユニットを採用するいい機会になったと思います。
シェドには《ジェリス》や《砲神兵 アナスイ》、《正義の使者 ケイ&ミイ》等のリリアの陰に隠れていた優良ユニットが多く存在していますので、そこまで嘆くことはないのかなと思います。勿論、まだリリアも採用圏内の強さを持っていることでしょう。
《スウィート・メス》
マグナ最強の除去カードでしたが、2コストになりました。
しかしそれでもなお、強力なカードには変わりないでしょう。元の1コストは強すぎました。
メスバレッタのコストがかなり上がってしまったのは残念ですけどね。
《混沌の訂正者》
このカードのナーフの仕方は少し疑問を感じてしまいました。
まさか自分だけのユニットを訂正するというほぼ《先駆の豚王》との組み合わせ専用機になるとは…。
修正前は確かに強すぎましたが、対処することが難しい《デス・アリゲーター》や《夜魂妖女 ユウユウ》、《モルモンズ・オーダー》の対処手段が無くなってしまったので、タオシンとユニオンが相対的に強くなりそうです。
これからのテンポマグナはウイルス軸が主流になっていくと思います。《邪帝 エグゼバグ》の強化もありましたし。
《クローン・フィーバー》
エモΣのコンボパーツですね。
2コスだったのでフィニッシュの時だけではなく、《検体仁義 アカマムシ》と絡めて疑似AOEにしたり、《トランス》と組み合わせてドローを進めることも出来ると《トランス》程ではないですがかなり汎用性を持っていたカードでした。
4コストになったので上記のような使い方をするのはやや難しくなってしまいましたが、エモΣのキルパーツとして見るとほぼ影響を受けていません。
確かにデッキの回転速度は遅くなりましたが、これなら《トランス》もナーフすべきだったのではと感じてしまいました。
また、とばっちりでテンポユニオンの増殖コンボがやや難しくなってしまったのは残念です。
上方修正
《邪帝 エグゼバグ》
第一弾の頃からネタGCとして君臨していたこのカードですが、上方修正によりかなり強力なカードになったと思います。
まず5/3/6とアタック3のため《掃除屋 ニュクス》と違い《アンズの1撃》によって倒されず、ヘルスが6なのでなかなか1枚で処理することは難しいため、複数交換を強いられてしまうでしょう。
また、ウイルスを持つようになったのでどのデッキでも効果を生かすことが出来るようになりました。
正直《終戦のオルディア》クラスの汎用性を持っているGCになったと思います。
まあただ、《終戦のオルディア》にも言えることですが、出してすぐに仕事をしないので適正範囲内なのかなという気もしています。
《黒般若》
今までは4コストと少し重く使い辛い印象があったカードですが、3コストになったので軽量除去スペルのように使えるようになりました。
特にラピスには生贄に最適である《不死梟》があるのも追い風でしょう。
《一閃》《威圧》のようにややクセがある除去カードですが、《山の占い師》や《蟲拳 クウ》のようにブーストシナジーがあるカードもありますので、上記2種よりも使いやすいのかなと思います。
《獣の饗宴》
こちらも4コストのカードで、条件を満たした上で使ったとしてもコスト通りの効果だったので、使っている人は非常に少ないカードでした。
しかし、バフによって3コストになったのでラピスの序盤がかなり強くなったと感じています。
アタリは《歌う侍 ワンゴロウ》《検体隊長 モルモン》《忍びの見習い ポンスケ》くらいでしょうか。
《光機 シャム・スー》
これまでは最も低いHPとしか書かれていなかったので、傷ついていないカードを回復させてしまうことがありましたが、今回のバフによってしっかりダメージを与えられているカードを回復させることが出来るようになりました。
しかし、このカードの重要な点は2/3クイックですぐ殴れるという点が評価されており、効果にはそこまで重要視されてなかったので正直なところバフされたかといわれると怪しいです。
終わりに
正直、予想以上の枚数が修正され、修正されないだろう…と思っていたカード達にもメスが入ったのは驚きました。
《トランス》や《権高の論者 イプシロン》の2枚もナーフしてよかったんじゃないのかな…と少し思うことはありますが概ね良さそうな調整だと感じ、新環境がとても楽しみです。
今回の調整だけみると、手付かずのタオシンデッキ全般、タオシンに有利が取れるコントロールシェド、天敵であった《混沌の訂正者》がナーフされたのでウイルスユニオン、テンポユニオンが強くなりそうな気がします。
読んで下さり有難うございました。それではまたランクマッチでお会いしましょう。